ずっと行ってみたかった山口、秋吉台へ。

朝、初めて新幹線にロードバイクを持ち込んだ。大型荷物置き場にはオーストラリア人カップルの自転車が2台、ギュウギュウだった。しまなみ海道を走るんだと楽しそうに語る彼らと、良い旅をといって別れた。

新山口駅にてロードを組み立て、山側に離れた市街へ走り出す。

45分ほどで湯田温泉着。大型のホテルが立ち並び、温泉街という感じはあまりしない。

中原中也記念館に立ち寄る。大学時代に好きで読んだ割に、山口出身であることも知らず、30歳の若さで亡くなっていることもすっかり忘れていた。

易しい話し言葉の詩は抽象的ながら、月夜の下で舟を漕ぐ情景や、空高くはためく黒い旗を、すっとイメージできる。
息子を2歳で亡くし、すっかり衰弱して山口に帰郷、まもなく亡くなった。日記帳の途中、大きく太い字で綴られた息子の訃報、思い出と悲しみの詩、胸が苦しくなる。

ホテルに荷物を預け、すぐ近くの洋食屋で昼にする。


今どき珍しい優しい味付け、11時に私が最初に入店し、あっという間に満席になった。良い店にあたった。
一の坂川沿いに瑠璃光寺へ向かう。


瑠璃光寺に到着。


五重塔は非常に立派、屋根の修理を終えたばかりとのこと、茅葺きの茶色が美しい。





次は常栄寺、雪舟庭へ。







入場時に勧められた毘沙門天は想像の3倍くらい山上にあり、本堂に戻ったら抹茶で一息入れることにした。

菜香亭。もとは料亭、今は結婚式場として活用されている。職員さんが丁寧に案内してくれた。


今日の締めくくりに県立美術館、スウェーデン絵画展へ。

副題は「北欧の光、日常のかがやき」。パリで生まれたリアリスム・印象主義を自国に持ち帰り消化する過程が見て取れる。南仏を思わせる明るい日差しから、静かで落ち着いた薄明かりに変わっていく。





とても好みな展示会だった。
晩ごはんを食べて銭湯に入り、深夜まで漫画を読みふけってから眠った。





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