高野山 2026年5月23日〜24日

旅行

高野山へ。

ロープウェーで向かう

天気予報に反して晴れてよかった。

ほとんど下調べはしていなかった。最初は奥の院へ。

2kmほど続く墓石は圧巻だ。

石畳沿いだけでなく、奥の方まで墓所が広がっている
鳥居もある

名だたる戦国武将の墓が並ぶ。少し歩けば聞いたことのある名前を見つける。

武田信玄
伊達政宗
島津家
紀州杉が立派だ。熊野古道もそうだった。
豊臣秀吉

奥の院手前の休憩所では番茶が振る舞われ、お坊さんの説話を聞くことができた。高野山へは観光で来ていたが、お坊さんは参拝と言っていて、お参りの気持ちも持ちながら行こうと思った。

弘法大師は今もまだ生きて修行しているそうだ。

ここから先は撮影禁止

昼食は精進料理、高野山といえば豆腐、特にごま豆腐が有名だ。

おかずは全部豆腐

霊場内の寺巡りをする。

金剛三昧院。

屋根の間に丸餅を挟んだような塔を多宝塔という。北条政子が建てた高野山最古の現存建立物だそうだ。

金剛峯寺。一番有名な総本山だ。

火災による消失を経て再建されたため比較的新しい

写真撮影禁止だったが、弘法大師の生涯を墨で描いた襖絵が良かった。水墨画で白黒2匹の犬が高野山の地を案内した場面が描かれていて、現代的でハッキリしたタッチなのが分かりやすい。

中庭
この辺から見ると龍に見えると人気らしい

建物自体は火災で消失し江戸後期に再建したものらしい。そのためかは知らないが、現代作家の作品が襖絵に採用されていて、伝統と現代的感覚が調和した親しみやすさがあった。

千住博『断崖図』
千住博『瀧図』

高野山壇上伽藍へ。

大塔
金堂
大門
大門から、高野山町の入口。

寝不足の無理が祟って疲れてきた。

名物ごま豆腐、醤油とわさびで食べる。
酒まんじゅう
宿坊はそこら中にあるが、宿泊客でなければ拝観できない。案外見どころは限られていると感じた。

早めに宿にチェックインして昼寝をする。

高野山の宿泊施設は宿坊とゲストハウスに大別され、宿坊は高額。ゲストハウスですら1万円前後する中『コクウ』は5千円。
白を基調とし外光をうまく取り入れた明るい内装。

夕食は近くの『旬菜かめや』へ。夜はほとんどの飲食店が閉まる中、営業しているだけでも有難いのに、とても美味しかった。

はまちの巻きずし。今は居酒屋だが、もとは寿司屋だそうで、サクサクした歯ごたえ。山中ながら新鮮な魚だ。
いか焼き
回鍋肉とご飯。野菜も新鮮だった。これだけ食べて3000円くらいと良心的。

コクウに宿泊するアメリカ帰りのおばさん、神戸から来たK君とおしゃべりした。K君とは奥の院参拝道へ。

灯籠に照らされる奥の院参拝道

宿に帰り、K君にごま豆腐を奢ってもらってから眠った。

翌朝5時40分起床、生身供(しょうじんく)へ。今も修行しているとされる弘法大師へ食事を届ける儀式だ。

気持ちいい朝だ。
籠に食事が入っている。

お坊さんの後をぞろぞろついて行って、本堂でお経をあげているのを1時間ほど聞いていた。

朝食を取って、密教芸術の至宝が見れるという霊宝館へ。

霊宝館のは内部写真禁止。宗教系の芸術は知識や思い入れが無いと楽しみにくい。運慶の彫像、紫紙に金文字の経典が印象に残った。

最後に円通律寺へ。修業の場で一般人は入れないが、年に一回、花まつりの日だけ一般開放しているそうだ。今日がたまたまその日だった。

ちょっとした山道を歩き、峠を越えた先にある

中では甘茶とせんべいが振る舞われ、お堂でお参りをした。御香が焚かれる中、1時間ほどお経を聞いて、御本尊様?の仏像に柄杓で水をかける。修行の一部を体験できた。

今回は密教芸術にいっぱい触れた。背景知識が無いと理解・感動しにくいのはキリスト教と同じで、霊宝館の伝統的な宝物よりも、金剛峯寺の現代的な襖絵のほうが楽しめた。

観光的には、想像よりも見どころは少なかったかも。数ある宿坊に拝観できないのは惜しいが、宿坊に泊まらなくてもお勤め体験はできたし、円通律寺に参拝できたのもラッキーだった。

なかなか良いショートトリップだった。

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