黒部五郎岳 2020年8月5日~7日

登山

黒部五郎岳のカールが見たくて富山へ。

ルートは、折立→ 薬師峠キャンプ場(1泊目)→黒部五郎岳 →キャンプ場(2泊目)→双六経由で新穂高温泉。

当初の計画では雲ノ平、高天原も入れた黒部周遊ルートだったが、天気が悪そうなので富山から岐阜へ抜けるルートへ変更。高天原~薬師沢小屋間の大東新道は、「廊下」とよばれる深い谷を黒部川に沿って歩けるルートで楽しみにしていたけど、増水したら洒落ならないので今回は断念。

前日夜、富山駅にて駅寝。富山駅は広く開放されていて、簡単に寝床を見つけることが出来た。

翌朝6時、電鉄富山からバスを乗り継いで折立登山口へ。電鉄富山のレトロな感じ、たまらん。

8時半ころ入山。今日は太郎平まで5時間ほどなのでゆっくり登る。天気に恵まれた。

樹林帯の登りを抜けると草原が広がっている。

太郎平まで緩やかな登りと草原歩きが続く。今年初の登山だからリハビリにちょうどいい。

昼過ぎには太郎平小屋に到着。少し物足りないが、早めにテントを張ってしまう。

近くの平たい岩にマットを敷き、寝そべって本を読む。自宅だと娯楽が他にあって、ゆっくり本を読むということがなくなってしまったから貴重な時間だ。

短編集を好んで持っていく。今回は『ジョナサンと宇宙クジラ』ロバート・F・ヤング。電波の入らない山にいれば余計なことを考えなくて済む。1950年代アメリカの街中から遥か遠くの宇宙まで、どこへでも行ける。

昼寝と読書を繰り返して晩御飯まで過ごす。

晩御飯はキノコシチュー。お湯で戻した乾燥キノコとルーを煮るだけ。おいしい。

翌朝、5時ごろ出発。いい天気だ。

朝日が強く当たり、朝露を輝かせている。

折り重なった山々が、人里から隔たった場所に居ることを感じさせてくれる。黒部エリアの魅力だと思う。

黒部五郎岳の手前で振り返る。女性的な山容で穏やかな山歩きだった。

やっと黒部五郎岳へ到着。

おお! 向こうに鷲羽岳や水晶岳が、眼下には巨岩転がる特徴的なカールが!

この日本庭園のようなカールを見たかった。山頂を下りカールの中へ。

だんだん下って、振り返って山頂を見上げると、

大迫力!

来てよかった。

今回の登山の目的はほとんど達成してしまった。そこそこ遠いキャンプ場まで歩いていく。

黒部五郎小舎のロケーションは最高だった。建物もかっこいい。

道中たまたま一緒になった人と話す。どこから来て明日はどこに登るとか、今まで登った中ではどこが良かったとか、他愛のない話ばかりだ。話すのに飽きたら景色を見てもよし、本を読んでもよし、気楽な距離が心地よく感じる。

しばらく話してから晩御飯にした。

野菜カレー。写真ではおいしそうだが、割と失敗作。野菜スナックをお湯で戻してみたが、砂糖の味が野菜から離れずイマイチ。全体的に油っぽくなった。ごはんを炊くのも失敗し、芯が残った米を一合食べきるのは苦行だった。山でごはんがおいしくないのはかなりきつい。残せないし。

夜まで本を読んで時間をつぶす。

明日は新穂高温泉まで一気に抜ける予定だった。バスの時間を考えて4時には出発したい。

翌朝、霧が濃い。風も強い。

出発をためらわれたが、三俣蓮華~新穂高は2回歩いた経験があるし、さっさと下山したかったので定刻に出発。

この日は本当に霧が濃くて視界も20mくらい、ひどいと10mほど。

雨交じりの強い風が体温を奪うので、あまり休まずに歩き続けた。

稜線上では終始こんな感じ。

速足でコースタイムを2時間縮めて下山した。けっこう登りの人とすれ違ったが大丈夫なのだろうか。

3日目は散々だったけど、1,2日目が最高だったのでよしとしよう。いつか高天原と大東新道にもリベンジしたいな。

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