セブ・シキホール島② 2026年2月3日~8日

旅行

【3日目】

昨晩復旧したと思ったが、夜のうちにまた停電したようだった。蒸し暑い。

メールを開くと、今晩予定していた宿からメールが来ていた。「今日の船は全便欠航です。もう島に来ていますか?」……マジか、今日1日大丈夫だと思っていたのに。今日が木曜、土曜の朝には出航しないと帰りの飛行機に間に合わない。予定が狂うどころか、帰れるかも不安になってきた。

いつ頃船が再開するか周りに聞いたが分かるはずもなく、とりあえず宿泊する旨を宿に返信し、困り果てて浜辺に散歩にでた。

曇ってんねえ。
浜辺への小径その2
地元の人がが貝と海藻を採っていて、その場でカラを開けて身を食べさせてくれた。味はよくわからないが、しょっぱかった。

落ち着きを取り戻し、気象庁の台風情報を確認。7日(土)はシキホール島を過ぎ去ったばかりで再開するか微妙、8日(日)なら大丈夫だろうと踏んで、日曜深夜の飛行機を確保しておくことにした。

すぐ東で発生するので、発生から影響を受けるまであっという間だった。来るのを待ち構えている日本と大違い。島の人たちにとっては日常なのか、慌てている人はいなかった。

新しいチケットを取り直したところでちょっと安心した。朝ごはんを調達しつつ次の宿へ。

いまいちなハンバーガー。
海沿いから離れ、少しだけ山側にある宿。
宿のロビーは壁とか無い完全にオープンスペース。こんなに開放的な宿初めて見た。

宿では韓国人のインス、スイス人のローレンス、スペイン人のニコスたちと知り合った。

再び散歩に出る。

ココナッツを収穫する親子。1個分けてもらった。ココナッツジュースは独特の青臭さがある。
浜辺への小径その3
ここも晴れていれば最高のゲストハウスなんだろう
犬と遊ぶ女性
波打ち際のココナッツ
八百屋。台風が来る明日も開けると言っていたし、日本みたいに食料を買い込むとかは無いみたいだ。
カフェにて、雨宿りする女学生たち。
ポークチョップ。うまい。₱250(700円)

停電は結局一日中直らず、スマホを触ることもできないで、とにかく暇だった。ロビーのベッドで昼寝をしているうちに雨が降ってきて、夕方にかけて強くなる一方だった。

だんだん人が集まってきて、ローレンスがミートパスタを作ってくれることになった。

話の中心になったのはインスで、何のために生きるのか、みたいな抽象的な議論を好んだ。彼の力強い言葉にひきつけられて、パスタを食べた後もお酒を開けて、質問し議論していた。

インスはIT関連の仕事をしていて、アナログとデジタルの違い、アナログというのは視覚だけじゃなくて風の音やにおいも含んだすべてのことだとか、手で紙に書くというのはとてもアナログですべてが詰まっているとか(彼は自分のメモ帳をとても大切にしていた)、自分というのはアナログな経験のドキュメンタリーでそれを充実させるのが人生の目的だ、と言っていた。最後に彼は尊敬を込めて「マエストロ」なんて呼ばれていた。

私はインスの言葉は半分くらい、ヨーロピアンの言葉はほとんど聞き取れなかった。複数人での会話になると尚更聞き取れず、もっと英語を話せればと悔しく思ったし、日本語でも考えたことの無いようなことを、別々の国から偶然集まった人たちで話し合う、不思議で特別な時間だった。

【4日目】

朝7時起床、冷たいシャワーを浴びる。落ち着いていた雨足はすぐに勢いを取り戻し、あっという間に豪雨に変わった。少し寒く感じるくらいだ。

みんなやることがない。
宿のオーナーが作ってくれたパンケーキ。めちゃくちゃでかい。₱160(448円)
日記を書いて暇をつぶす。

少しして、ジェディというフィリピン人に教えてもらいながら、初めてチェスをした。暇つぶしにちょうどいい。

1勝2敗。将棋と結構違って難しい。負かすと大げさに悔しがって面白い。

昼食はオーナーと客の1人が用意してくれて、モンダー豆とココナッツのカレー、ニラガという豚のスープだった。身体が温まる、本物のローカルフードが食べれてうれしい。

カレーは日本のものにかなり近い、ベジタリアン向け。ニラガは豚・白菜・ショウガ・ジャガイモに加えてバナナが入っている。くせのない豚の出汁は万人受け、バナナはもっちり甘く南国感がある。

雨が止んだので、インス・ニコスとともに浜辺へ。

嵐の過ぎ去りきらぬ、雲の残る空と海を夕日が照らしていた。

360度のシキホール・シアターと、インスはロマンチックな表現をしていた。

宿に戻るとローレンスが蝋燭を用意していた。粋な計らいだ。

セブシティから来た2人がご飯を用意してくれていた。

ドライカレーのように、、そぼろ肉・ジャガイモ・人参・玉ねぎ・豆の炒め物をご飯の上に乗せる。醤油ベースの味付けで美味しい。

その後はやはりお酒を飲む流れになり、40度の強い透明な酒に、パイナップルの粉ジュースを1袋溶かして甘くするのがフィリピン流らしかった。

蝋燭の灯りを囲んで乾杯し、たばこをふかして歌を歌う。本当に1つの家族のようだった。甘いリキュールのショット3~4杯くらいであっという間に酔いが回り、頭痛と戦いながら床に就いた。

【5日目】

早めに退散したおかげか、二日酔いは免れた。

雑に切ったマンゴー。₱37(103円)
ようやく青空が見えてきた
海辺への小径その4
犬のいる砂浜

フェリーが復活しているとのことで、同じく出発するニコス、アレクサ、ドイツ(名前忘れた)と一緒に向かわせてもらうことにした。

パパイヤ
宿の犬
いい宿だった。お世話になりました。

港でニコスの友人であるミゲル・ジョー夫妻と合流し、チケットを求める長い長い行列に加わった。

チケットを買うだけなのに、ラーメン屋より回転が遅いんじゃないかと思った。

ニコスやミゲルの話す英語はかなり聞き取りやすく、スペインのこと、日本のことを話して退屈をしのげた。

スペインの所得は少なくて6割くらい家賃で消える、政府は無能だ、とか、7歳くらいから英語を勉強するから大抵の人は喋れる、とか話した。
台風を耐えた人たち皆が集まっているようだ
チケットカウンターが目の前に来ても全然進まない
簡単なランチ。日本のアニメが結構放送されていて、ドラえもん、クレヨンしんちゃん、スラムダンク、カードキャプターさくら、ナルトが話題に出た。
ニコス・ミゲル
ニコス・ジョー
きれいな海だ。訪れる前はこういうのばかりを期待していた。

台風のおかげで、私が期待していた南国バカンスとは全く違う休日になった。ゲストハウスに缶詰めになっても、お互いに助け合って、暇をつぶして、同じテーブルで食事をとる。こんな体験、やろうと思ってもできない。思いもよらないようなことが起こる、旅の醍醐味を存分に味わった。

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