8時起床、ロビーであんぱんを食べる。


駅の西口からバスを乗り継いで、紺屋地獄にある別府温泉保養ランドという古めかしい建物へ。

泥風呂で有名で、100円200円の市営温泉ひしめく別府において強気の1500円。


浴場の撮影は禁止なので、公式サイトのリンク。
見事に灰色に濁った湯船で、普通のお湯よりも体に纏わりつくような感じ。湯船の底に泥が溜まっていて、手で掬って泥パックとして塗ることができる。
サウナも硫黄臭い噴気をそのまま屋内に満たしたような感じ。
直接地獄に入っている、という表現がピッタリの強烈な湯だった。
ついで、きれいなコバルトブルーの明礬温泉をはしご。




バスで鉄輪に戻り、お昼休憩を挟んでから蒸し湯へ。

サウナよりも低い温度で、天井の低い釜に横になって、下に敷かれた香草の香りを吸い込む。畳のような竹笹のような香りで満たされてゆっくり汗をかいた。


3つはしごして結構疲れてしまった。温泉巡りは中断して、市街を見渡す展望台へ。

鉄輪を歩いているときは、浴場や宿はもちろん、路地の排水溝からも湯気が上がっているのが見えたが、展望台からはよりはっきりと白煙が立ち上る様を眺めることができた。


宿に戻って少し休んでから、繁華街へ。目星をつけていたホルモンやさんに入る。




そして、別府のシンボル的な竹瓦温泉へ。砂風呂の受付をすると、1時間ほど待ち時間がある。


時間が来ると、まずは浴衣に着替える。広い砂場に通されて横になると、元気なお兄さんが鍬で豪快に砂を被せてくる。
黒く湿った砂はずしっと重く、腹から腰、足先まですっかり覆われると、ぎゅっと全身を押されているようになる。
砂はそこそこ熱くて、特に背中側から来る熱でだんだん心拍が上がっていく。密着した砂が血管を圧迫し、血が巡っていることを実感できる。
高い天井を見つめて10分ほど、サウナほど息苦しくはならず、程よく熱くなった。砂を落とし湯に浸かり、体を冷ましながら歩いて帰った。

さて、もう一泊したのだが、温泉も十分堪能したし大分駅で映画を見たりと普通の休日のように過ごした。
3日間で15箇所も風呂に入った。温泉を満喫した旅だった。


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