はじめてのロードバイク旅。
フェリーに自転車を乗り入れて2時間足らず、こんなに気軽にこれる場所だとは知らなかった。
福田港から海岸沿いを時計回りにスタート。西を向いた犬に例えられる小豆島、福田港はしっぽのつけ根あたりになる。お腹のあたりが市街地・観光地になるので、南へ向かう。
平坦な市街地はすぐに終わり、山道に変わった。島に来る前はずっと海岸線の平坦な道が続いていると想像していたので、出鼻をくじかれた気分だ。
小さな町を抜けトンネルをくぐると、長い下り坂の先に市街地が見えた。草壁港だ。
お昼に鶏肉と野菜のせいろ蒸しを頂く。ポン酢がさっぱりしていておいしい。木造白塗りの内装も素敵。
お腹も満足して、軽く観光、今回の目的地である土庄町へ向かう。とのしょう、と読むそうだ。小豆島でいちばん大きな町で、今日はそこまで行ければいいかな。
土庄に向かう途中、ロード乗りのおじいさんに声をかけられて、一緒に半島を一周した。犬の前足をぐるっと約20㎞、急坂をハイペースで進むから疲れ果ててしまった。土庄に早めに着いてのんびり観光するつもりだったのに、夕方になってしまった。旅は一人、自分のペースで、がいちばんだな。
晩御飯は居酒屋にて。写真はさといも揚げ。
居酒屋のあとはスーパー銭湯にてのんびり。露天風呂から海が見える。今日はずっと曇りで、景色もイマイチだったな。この風呂からも天気が良ければ海に沈む夕陽が見れそうだった。
すっかり暗くなるまで時間をつぶしてから、近くの海浜公園にテントを張って野宿。駅寝以外では初めての野宿で割と緊張した。すぐそばを走る車の音やライト、声を掛けられるのではないかという心配から、ろくに眠れず4時に目を覚ます。どのみち日の出前には撤収しなければいけないから丁度いいけど、耳栓とアイマスクは必要だ。
土庄の町をのんびり散策。港町だが山も近くにある立体的な風景が美しい。
街並みも古いものが残っていて、静かな朝の散歩が楽しめた。
7時、福田港へ戻るために出発。峠を越える道を北上する。途中、立ち寄りたい寺院があった。奥の院笠ケ滝という山岳寺院だ。
奥の崖の上に張り付くように建てられている。
あそこにたどり着くには、崖下から階段を上り、軽く岩登りをしなければならない。
登りきると海も山も見渡せた。きもちいい。
お寺の中は撮影禁止で写真はなし。
この後、がんばって峠を越えて、海沿いに福田港まで戻った。
海も山もきれいで、とても楽しかった。近いうちにもう一度来たいと思う。
コメント