【4日目つづき】
下山後、ほとんどの人はコタキナバルに戻るようだ。私は近くのクンダサンという村に宿を取っていて、ジョスリーに送ってもらった。

宿からの田舎らしい眺めが素晴らしい。隣の部屋のアメリカ人老夫婦と少し会話する。



軽く散策する。


そのうち、山に負けないくらい強い雨が降ってきて寒くなってきた。


甘辛たれのチキンとかで適当に夕食にし、宿に戻って寝た。

【5日目】
朝起きるとしっかり風邪をひいていた。鼻水がひどく、喉と頭が痛い。足は筋肉痛もあってかなり痛い。熱はあまりなさそうだ。
昨日は見えなかったキナバル山の全景が宿から見えた。廊下に椅子を持ち出してお茶を飲んでいると、隣のアメリカ人老夫婦がチョコパンをごちそうしてくれた。おしゃべり大好きな夫婦で、50歳ころに仕事を辞めて半年旅行、半年故郷という生活だとか。うらやましい。




クンダサンは外国人向けには有名じゃないけど、マレーシア国内向けには有名な観光地のようで、幹線道路からひっきりなしに車が入ってきていた。

野菜や花の広い直売所があって、屋台がいっぱい出ている。元気だったら近くの牧場とかにも行ってみたかった。このあたりを歩くので精いっぱいだ。



クンダサンからコタキナバルへ戻る情報はあまりネットに転がっていなかったので、結構不安だった。ラナウからコタキナバルに戻るバスがあることは分かっていたので、最悪Grabでラナウまで行けばいいかと思っていたが、野菜直売所の入り口まで行けばあっさりミニバスが見つかった。
運転手のおじさん曰く、8時から15時で一時間に一本程度運航しているとのこと。6人乗りの車に一杯になったら出発する方式なので、出発には1時間くらい待つことになった。30MR(1,000円)。

昼過ぎには無事コタキナバルのバス停まで戻ってこれた。さっさと宿へ。


昼飯はインドカレー。バナナの葉が皿になっていて良い感じ。ラッシーを付けて20MR(680円)。

この後、体調不良で宿に引きこもっていた。すぐ近くのコインランドリーで洗濯するのがやっと。
晩御飯はトマトスープとハンバーガー。洋風なものを欲していた。


夜は発熱と戦い、何回も水を飲んで汗をかいた。風邪薬くらい持ってくればよかった。
【6日目】
汗をかいて大分体調が戻ってきた。現金が結構余っていたので、昨晩ハンバーガーを食べたレストランで豪勢にポークステーキとシーフードスパゲッティにした。


筋肉痛もちょっとはマシになったので周辺を散歩する。


大きなショッピングモールストリートの角を曲がると陽気な兄さんに声をかけられた。安くするからどう?と飲み屋みたいな客引きだった。結構暇だったし、景色も良さそうだったから、フットマッサージ30分、ボディマッサージ60分、合計90分をお願いした。80MR(2,800円)。

フットマッサージはビルの角部屋でやってもらえて眺めばっちり。



力の強い兄さんにやってもらえてとてもリラックスできた。偶然見つけたにしてはとても満足できた。

マッサージ後は海沿いのマーケットを適当に散歩する。







宿のカフェに戻って一休み。

夕日で有名なタンジュン・アル・ビーチへ。日曜夜ということで恐ろしく混んでいた。




混む前に空港へ。

登山を中心に据えていたことや、後半風邪をひいていたこともあって、およそ海外旅行とは思えないくらい観光地に行かない旅行だった。最大の目的であったキナバル山登頂も果たしたことだし、現地人や周りの旅行者との踏み込みすぎない気楽なコミュニケーションも楽しかった。のんびりとしたバカンスを楽しむことができた。
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