セブ・シキホール島③ 2026年2月3日~8日

旅行

予定から1時間ほど遅れて出航、対岸の大きな街であるドゥマゲッティに向かう。

満員。結構揺れた。

ドゥマゲッティには4時半に到着、飛行機の時間が迫るニコス達とはここでお別れした。もう少しちゃんとしたお別れを言えばよかったと思う。

港で宿を決め、バイクタクシーを捕まえる。

奥のクリーム色のビルが宿。
宿の向かいの大きな広場。学生がおしゃべりに興じたりダンスの練習をしている。韓国語で挨拶された。
セブに比べて交通量もかなり控えめで、緑も多い。
シリマン大学

学生の街と言われるだけあり、若い人たちを多く見かける、元気な街だ。広く美しいキャンパスを持つシリマン大学を抜け、中心街へ歩いていくと、大きな白い教会に出くわした。

教会では大勢が椅子に座って何かを待っているようだった。聞くと18時から何か始まるとのことで私も座っていると、司祭が前に出てきて説教をし、立ち上がってみんなで歌を歌った。

フィリピン語で何を言っているか全くわからないが、周りに合わせて何となく歌っておいた。歌の後は寄付があって、お祈りが終わると周りの人たちと挨拶を交わす。キリスト教の紐帯が形作られるのを垣間見れた気がした。

この後は教会の裏手にある市場でグヤバノと唐揚げを買って晩御飯にした。

トゲのあるずっしりとした果物。ずっと食べてみたいと思っていた。
₱100(280円)、その場で輪切りにしてもらう。スライスを持って折り曲げると繊維がほどけるように裂けて大粒の黒い種が現れた。口に運ぶと酸味が広がり、そのあとに甘ったるい感じ。とってもジューシーで繊維の間から汁があふれてくる。嚙み切れないパイナップルのように、皮から身をきれいに齧りきることは出来ないで、汁が垂れて手がべとべとになった。
似たような屋台でも、人気不人気がはっきり分かれている。
人気の店舗で購入。スパイシーに味付けされた軽い衣、揚げたてで美味しい。フライドチキンはどこに行っても食べれる、国民食みたいだ。

腹八分になったところで宿に戻り、偶然同室になった日本人と少し話をしてから眠った。

【6日目】

ジンベエザメと一緒に泳げる町、オスロブへ向かう。ジンベエザメの活動は午前中なので、早朝出発が命だ。

朝3時起床、港へ。バスを捕まえるとネットにあったが、バイクの兄さんが話しかけてくれたので₱150(420円)で乗せてもらった。

3時半ごろ着いたがチケットカウンターすら空いていなかった。4時半の出航なので4時過ぎ着で問題ない。

対岸のリロアン港に到着、バイクを捕まえて、オスロブに到着したのは5時45分ごろ、既にとんでもない行列ができていた。台風で金曜土曜が中止になったため、3日分の人が押し寄せているらしい。

ホエールシャークウォッチングの代理店がいっぱい並んでいるので、そのうちの1つで₱1100(3080円)を支払ってから並ぶ。代理店の取り分は₱100で、順番が来るまで休憩できたり、ロッカー・トイレ・シャワーを使わせてくれる。
タイ人ら4人のグループになった。私たちで386グループ目。この日は合計800グループぐらい、20人のツアーグループとかも結構見かけたので4、5千人とか集まっていたのではないか。このチケットを取った時点で7時過ぎ、100番が案内されていた。
ジンベエザメを怖がらせないように3ⅿは距離を取りましょう、とか説明してくれる。日本語のパンフレットもあった。
朝食。近くにレンタルショップが並んでいるので手ぶらで行っても大丈夫。度付き眼鏡のシュノーケル₱200(560円)。水着は上半身まで覆うラッシュガードの方が絶対良い。ジンベエザメへの薬害を防ぐため日焼け止めは禁止で、短パン1枚で挑んだ私は腕と肩を思い切り焼いて、帰国してから1週間くらいかゆい思いをした。

代理店で暇をつぶし、11時過ぎ、ようやく私たちの番が回ってきた。長かったなあ。ジンベエザメがおなか一杯になって帰ってしまわないか心配だった。

ライフジャケットを着て船に乗り込む。船は浜からほんの少しの距離に弧を描く様に展開していて、この内側、浜辺の方向に竹のイカダを突き出している。餌をまく船が弧の内側に沿って行ったり来たりすることで、ジンベエザメを見るチャンスを作ってくれている。

ジンベエザメが近づいてきたら、ボートのおじさんが、来るぞ、あっちだ、と教えてくれる。最初はよく見えなかったが、泳ぎに慣れてライフジャケットを脱ぐとジンベエザメの姿をとらえることができた。

それは本当に大きくて、ゆったりと、目の前を過ぎ去っていった。

安全と分かっていても、怖いと感じるくらい近くて大きかった。次はもっとしっかり見てみたいと思うと同時に周りのことも見えてきて、砂の底まで見通せるくらいのきれいな海の、ビルくらいの高さに浮かんでいることが分かった。こんなに深いのか、浜からほんの少しの距離なのに。

合図があった。竹のイカダから手を放し、弧の内側に躍り出る。横長の大きな口をパクパクさせながら現れて、さっきよりもさらに近く、尾ひれが当たりそうに思えた。

写真を撮る余裕はなく、動画を回しっぱなしにした。やはりスマホでは限界がある。GoProが₱550(1540円)でレンタルされていたので、借りるのもありだと思う。

ここからもう2回、合計4回見ることができた。同じ船に乗った全員が興奮し、5時間以上待った価値があったと心から思った。

ほかの3人に別れを告げ、代理店でシャワーを浴びてドゥマゲッティに戻った。

リロアン港までの道

フライトまでマッサージ時間をつぶして、ドゥマゲッティからセブを乗り継いで関空まで戻った。

今回の旅の目的だったジンベエザメウォッチングが達成できて本当に良かった。水族館で見るのとはまた違って、サメと自分を隔てる壁が無いだけですごく興奮した、最高のアクティビティだった。

ドゥマゲッティでの滞在は想定外で期間はかなり短かったものの、セブより落ち着いていてずっと過ごしやすい、好きになれる街だった。次訪れるならダイビングに挑戦したいな。

フィリピン人について、彼らは概して正直で、誰に話しかけても英語が通じるので、かなり快適に旅することができた。一方でフィリピンタイムとでも呼ぶべき時間のルーズさには幾分うんざりした。セブは空港からシティまで渋滞だし、平常運転の船でも20分30分平気で遅れる。非効率な運営システムが原因だと思うが、広く浅く仕事を与える社会福祉の面もあるのかもしれない。シキホール島で台風に遭ったことは、フィリピンのゆっくりした時間の流れを存分に体験する機会だった。

トラブルも含めて、最高に楽しい旅になった。

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